■UV420(HEVs)のブルーライト性能!!
●素材メーカーカタログの
「UV420とブルーライトの比較表」と
ブルーライト40%カット表記の存在!!
UV420の素材であるMRシリーズを開発したメーカーのホームページに掲載されている分光透過率グラフ(UV+420cut™ のPDFカタログ)を良く見ると、屈折率1.6のMR-95レンズ(注:ブルーライト・コート無し)の測定値が掲載されています。

(三井化学のカタログから抜粋)
上記の表の重要な部分は、UV+高エネルギー可視光線のカット率でUV420のカット率として「380~500nm」領域を表記している点です。これは紛れもなく
ブルーライト・平均カット率の比較表です!!
白色LEDのピーク波長である455~465nm帯域を除外していないことから、UV420のブルーライトカットは素材メーカーが自認している内容であることが理解できます。素材メーカーがUV420におけるブルーライト性能の波長別比較を示している証拠です。
「ブルーライト」の定義はピンポイントの波長を指しているのではなく、380~495nmの範囲を指しているのですから、この範囲の波長光はすべてブルーライト帯域(特にVバンド)内です。それを何1つ具体的な測定データを示さず「UV420とまったくの別物」とするデタラメな情報があるようですが、専門知識が欠如した発言で科学的根拠は全くありません。
さらに液晶モニターのバックライトも最近は高演色化によりピークが450nmとは限りません。また白色LED照明は励起させるLEDのピークが405nmから465nm迄様々なものがありますが、眼鏡業界では知られていないので、白色LEDのピークはすべて450nmと思い込まれています。

(出典 : 産業総合研究所HPより引用)
●JIS規格で表示されるUV420やRG435には
ブルーライトの計算式が使用されている
そもそも、ヒトの目は可視光全体の中から特定波長の単色光を意識的に選択して裸眼で見ることができません。さらに肉眼ではブルーライトのような幅のあるスペクトル(380~495nm)領域だけを取り出すこともできません。
ですからヒトの目は光スペクトルの個別波長の応答値ではなく、作用スペクトル(標準比視感度)との積を範囲とする全光束を視感しています。ところが、この内容が適切な評価方法も含めて正確に示されておらず、一般ユーザーはおろか眼鏡関係者にも知られていないのが現状です。
UV420やRG435のHEV系レンズはメーカーがJIS規格にあるブルーライトの適切な評価方法に基づいて製造されており、信頼性の高い数値が表示されています。
重要なことは、ブルーライトの平均透過率では計算式により結果が異なるため、JIS、ISO等で数値が異なります。網膜に及ぼす影響を考慮した場合の計算式(JIS/T7333付随書Cを参考)は次のようになります。
因みに有名な「英国規格BS2724:1987」は英国で既に廃止されており、現在英国内でも法的根拠が無いので通用しない規格です。
もし巷で飛び交うガセ情報のように「UV420とブルーライトを比較できない」として切り離したら、下の透過率の積分式でB(λ)の項が無くなってしまい、青色光透過率の計算が成立しません。JISで決まっている計算式に1つの根拠も無く異議を唱えるとしたら、それは学術論でなくなります。
(日本医用光学機器工業会[メガネ・ポータル]から抜粋)
●HEVo,HEVs,ブルーライトスペクトル分析可能な
最新システムを独自に研究開発!!
当社は米国製の高分解マルチスペクトロメータを導入し、さらに世界初のHEV分析ソフト(PC-SPECTRUM64/HEV2)並びに各種測定用光源を独自に研究開発しました。開発には元画像処理解析システムの開発コンサルタント経験のあるSS級認定眼鏡士(LED検定も取得)が行いました。
この最新ITシステムで標準UV420のブルーライトカット性能を詳しく調査してみました。
① 下のグラフを見てください! 普通の白色LEDのスペクトルです。
② 上の①の光源で普通のブルーライトカットレンズを測定したスペクトルを重ねたものです。下に下がるほどカット率が高いことを示しています。
③ ②のグラフにさらにUV420レンズを測定したスペクトルを重ねてみました。図中の「BLUE LIGHT」と表示されている領域がブルーライト領域です。各スペクトルの名称についている横線が、そのスペクトルのピーク(最大値)を示しています。この領域でUV420が白色LED(465nm)のピークをこれだけカットしていることは紛れもない事実です。
上記測定結果から、分光分析という科学的計測手段を持たない一部のメガネ業者が語る「UV420はブルーライト・カットできない」というデタラメな風説が、
事実と異なることを最新IT技術で解明
しました。もしこれが否定されるなら、
旧ブルーライト用レンズもカット効果が無い!
ことになってしまいます。
④ 次は最も目に影響があるといわれる400~420nm付近の分析を行います。420nmをピークとする青色LEDのスペクトルに対する特性を見てみましょう。
⑤ これにブルーライトカットレンズを測定したものが下の白っぽいスペクトルです。
⑥ さらにUV420/94を測定したスペクトルを重ねると次のようになります。
420nm(ピンポイント)の物理的減光率を調べたところ、
ブルーライトカット用レンズ -------- 31% CUT
UV420レンズ ---------------------- 85% CUT
となりました。その性能の違いは274.1%で、HEVs系レンズが如何に強力な性能を持っているかお分かりでしょう。
ですから古いブルーライト用からHEVsレンズに買い替える人が続出しているのです。
街角で歩く人の中に、PC用メガネを掛けている様子を散見します。そのように普通生活でも併用される場合が多いのならば、PCだけでなく室内のLED照明や紫外線の降り注ぐ屋外での使用に適していることが分かります。
●分光学的な記述がデタラメな
UV420関連のガセ情報が横行!
HEV系やUV420の販売を表明しない旧式ブルーライト用メガネの販売サイドから、執拗に「UV420はブルーライトをカットしない!!」という悪質なガセ情報が出されていますのでご注意ください。
実際に分光器を使って調べれば分かることですが、事実と大きく異なる内容です。力説内容に共通していることは
- 持論の正当性を裏付ける独自の測定結果が無い!
- 比較データや数式に基づく合理的な論理展開が無い!
- 甚だ学術と乖離した稚拙な主観論に終始している!
といった科学的根拠が一切無いことから、
理工系の知見に基づいた発言でない!!
ことが分かります。
特に分光学的な内容の記述がほとんどデタラメで、LEDの物性や専門的な視機能はおろか、ブルーライトすら本当に理解しているか疑問な内容です。消費者を故意に誤認させる意図で書かれています。
■HEVカット・メガネは当店にご相談下さい!
当店ではソフト開発もこなすSS級認定眼鏡士が、両眼視測定と自社開発のパソコン用メガネ選択システム「パソメガ®」の数値分析により、次元の違うコンサルティングでPC作業用レンズ最適化のご提案を行っています。ソフト開発やEXCEL作業で目が疲れる方は是非ともJ-EYEにご相談下さい。
川崎市/武蔵小杉・向河原
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