2020.6.21の日食につき
2012年のアーカイブ情報を期間限定で掲載します。
ピンホールカメラの型紙無料ダウンロードは
6/23 PM11:59で一旦終了します!!
およそ5x10^5アクセスありがとうございました




武蔵小杉・向河原地区の日食観察のご注意、その他



国立天文台の暦計算室発表の金環食中心帯(赤い線)
天文情報センター・暦計算室 http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/eclipsex_s.cgi





大きい地図を見る


●川崎市上空を中心帯が通過する金環食は今世紀最後!!
 人口の密集した大都市圏でこのような現象が見られることは極めて稀なことです。しかも最も信頼できる国立天文台・天文情報センターの暦計算室から発表されたデータによると武蔵小杉・向河原地区の頭上を日食の中心帯が通過するのは奇跡に近いかと思われます。
 川崎市では多摩川から上丸子山王町付近-NEC玉川事業場-JR武蔵小杉駅(湘南新宿線)-レジデンス・ザ・武蔵小杉を通過して行きます。山王町の多摩保育園さんからは数十メートルしか離れておらず、NEC玉川事業場の上工場や武蔵小杉駅、レジデンス・ザ・武蔵小杉では正にど真ん中を通過し、駅前のリッチモンドホテルの宿泊客さんは当日東側を選んだ方はラッキーな金環食を見ることが出来るでしょう。当店もわずか200mしか離れていない距離です。
 日食の中心帯とは月に隠された太陽の影が通過する道筋の中心を指します。そのときの日食の条件により中心帯から完全な金環食の姿が見られる範囲は異なりますが、今回はかなり幅広い範囲が予測されています。次回の2030年6月1日に起こる金環食は北海道地域であり、2035年9月2日に起こる皆既日食は茨城県から石川県にかけて見られるもので、今世紀中に川崎市の上空を中心帯が通過する日食はありません。それだけに今回の日食が価値あることだと思います。
 この中心帯は計算上の理論的中心ですので、実際には川崎市全体がほぼ同様なきれいな金環食を見ることが出来るのでご安心下さい。


●学校関係者/各教育委員会に提言します!!
 この現象は朝の7時30分ごろが食大とされており、前後の部分日食を含めて1時間以上見ることが出来ます。以前に当社ブログでも書きましたが、金環食の中心帯が通過する川崎市の小中高校の関係者様に是非とも子供たちがこの歴史的に意義のある自然現象を家族と見てもらうために1時間目の授業をずらせないものでしょうか。PTAの方たちも学校に働きかけてみてはいかがでしょう。
 科学技術立国であるはずの我国の子供たちが理科離れが起きている現状に照らして、今回の現象における教育効果は絶大かと思われます。ましてこれまでの経験から天文や宇宙に興味が無い子供は殆どいません。当方はこの自然現象が日本を元気にしてくれるきっかけを作れる気がしてなりません。多くの学校関係者や教育委員会の方にこの現象の価値を存分にご理解いただき、前向きなご決断をいただければ幸甚です。



5/21の状況のイメージイラストを作成しました。
金環食は真っ暗になりません! ですから肉眼だけではまぶしくて危険です!
必ず日食グラスを装着して見ましょう!!


日食グラス使用上の注意点


99%太陽が欠けても日食グラスが必要です!


 金環食は皆既日食と異なり、日食の最大時でも空が真っ暗になりません。ですから絶対に肉眼で直接見てはならず、しかも通常の濃い目のサングラスでも減光率が不足です。必ず日食専用の日食メガネが必要です。僅か1秒で日食網膜症になります。また日食用メガネを使ってもジーっと見続けず、2~3秒したら目線をずらしてまた見るようにしましょう。


日食グラスを掛けたら絶対に歩き回らないことです!


 日食用メガネは掛けると周りが全く見えません。ですからこのメガネを掛けたら危険ですから絶対に歩き回ってはいけません。高い場所や足場の悪いところでは気をつけてご使用下さい。特に子供の場合は大人が必ず注意してあげてください。


日食グラスは大人用ですので子供が使うときはサイズに注意!


 子供さんに掛けさせる場合は必ずサイズに気をつけてください。ほとんどが大人用の大きさですのでズレるかもしれません。きちんと掛けられるか見てあげてください。


日食グラスをつけても絶対に双眼鏡を併用してはなりません!


 この日食用メガネは双眼鏡を併用することを前提に作られていません。双眼鏡の対物部分に日食グラスをつけることも避けてください。絶対に双眼鏡を併用することは避けてください。




《金環日食を楽しむ情報》


【1】 金環日食用ピンホールカメラ<1>の作り方
【2】 ピンホールカメラ<1>用遮光板デザイン更新
【3】 金環日食用ピンホールカメラ<2>の作り方
【4】 ピンホールカメラを三脚に固定する方法
【5】 望遠レンズ撮影で安全に太陽を導入する方法
【6】 望遠鏡を使わずにデジカメで金環日食を写す方法<1>
【7】 望遠鏡を使わずにデジカメで金環日食を写す方法<2>




 金環日食用ピンホールカメラ<1>の作り方 

 簡単でお金をあまりかけずになるべく自宅にあるものを利用する日食観察用のピンホールカメラを企画開発しました。試作品はまるでどこかの学習雑誌の付録のような立派なものになっています。それもそのはずで、原版はAdobeのIllustlator CS3を使用した本格的なものです。型紙は当社ホームページから無料でダウンロードできます。





1. まずこれは当店トップページに置いてある「日食観察用ピンホールカメラ型紙ダウンロード」をクリックしてください。(このPHカメラ1でなく下に出てくるPHカメラ2をダウンロード可能です)


2..型紙の画像が出てきたら画面左上の「ファイル」-「名前をつけて保存」をクリックしていただき画像ファイルを保存してください。





3. 使用する紙の厚さはできるだけ厚いほうが良く、サンプルで使用したものはバッファロー社のPOPクラフト用紙です。厚みが0.21mmほどでしたが、実際に製作するとこれでもだいじょうぶでした。





4. 型紙はPDFで3ページあります。ご家庭にある通常のインクジェットプリンタで印刷してください。印刷直後はインクが乾いていないこともあり、紙が柔らかくなっていますので少し時間を置いてから作業しましょう。





5. ピンホールカメラの像を写すのは色々なものが利用できます。代表的なものはトレーシングペーパーがありますが、最近は文房具店があまり見当たらないのでなかなか手に入らないかもしれません。そこで別のものを探していて目に付いたのが郵便局の切手を入れるビニール袋でした。試したところ少し厚めなので切ってもくしゃくしゃにならず半透明でしたのでこれを利用することにしました。表面が細かく滑らかなものでないと使用できません。クッキングシートは使用できませんでした。透明なビニールは絶対に使用しないでください!





6. インクジェットプリンターで印刷した型紙をカッター等で切り出します。新聞紙などを型紙の下に置いてゆっくりと正確に切断してください。すべて切り出したら、次は郵便局の切手用ビニル袋を40mmX40mmのサイズで切り出して用意してください。
(<注>現在バージョンアップにつき遮光板のデザインを変更しています)





7. 各部分を接着する前に先ず行うことはピンホールの穴を開ける作業です。キットの前面部には小さな黒い点がありますが、これは筒の長さを20cmぐらいとしたときに計算すると穴の大きさは約0.5mmでしたので、点の大きさも0.5mmにしました。写真のように画鋲などで小さな穴を開けてください。大きすぎるとピントがあいずらくなりますのでご注意下さい。





8. 本体の接着には両面テープが簡単で便利なだけでなく、筒全体の強度が増してきます。サンプル写真では手元にあった20mm幅ですが、広いのでハサミで切って取り付けました。もし別途購入されるのならばこれよりも細い両面テープがありますのでそちらをお使い下さい。





9. 型紙の折り目をつける前に「のりしろ」のところに両面テープを張っておきます。折り目をつけてからテープ台紙をはがすと楽に作業できます。





10. 半透明ビニールシートのスクリーンは窓の内側から先に貼ってください。





11. スクリーンを貼り終えた状態です。紙と違って割り方しわになりにくいようです。





12. 外筒と内筒のおりしろの向きは逆になります。外筒は写真のように筒の内側に曲げ、内筒は外側に曲げてください。外筒と内筒のサイズは2mmほど差をつけておりますので、内筒を外筒の中に差し込んだときに「まげしろ」がストッパーになって脱落するのを防ぐことができます。接着面は30cm定規などを差し込んで圧着させるとさらに筒の強度が高まりますが、力を入れすぎると全体が歪んでしまいますのでご注意下さい。





13. 両方の筒を差し込めばほぼ完成です。





14. 次は最終工程です。内筒のスクリーン窓のフチに両面テープを取り付け、遮光版の窓とずれないように慎重に取り付けてください。





15. 次に遮光板の製作です。最初のバージョンでは紙を切り出したものを貼り付けただけでしたので変形しやすかったため、周辺をお菓子のふたのようにして強度を出しました。さらに少しサイズを大きくしました。のりしろには両面テープをはっておいてください。尚、バージョン1で製作された方も是非このバージョン2の遮光板に取り替えてください。





16. 遮光板の「おりしろ」はすべて手前に曲げてから四隅の「のりしろ」を貼り付けて終了です。先ほど用意した内筒のスクリーン部と遮光板の位置をそろえて貼り付けてください。





17. どうですか。これで日食観察用ピンホールカメラの組立完成です。まるで学習雑誌の付録のようなできばえでしょう。遮光板を取り付けることでスクリーンの窓が見やすくなっています。





18. やっとお天気になったので太陽に向けてどの程度の見え方をするか試してみました。ピンホールカメラ本体を左手で持ち、右手で携帯電話のデジカメで写したところです。もちろん一般的なコンパクトデジカメを使って撮影できます。
(<注>現在バージョンアップにつき遮光板のデザインを変更しています)





19. これが昼間の太陽をピンホールカメラで撮影したところです。この画像から太陽の大きさを調べると直径が約7mmほどですが、後にピンホール像の再計算をしたところこの数字は大きすぎることが分かりました。自動露出の撮影での露出オーバーのようです。デジカメの感度を下げるか露出時間をもう少し高速にすることで解決できそうです。計算上の直径は最も筒を伸ばしたときに約3mmぐらいですのでぎりぎりで部分日食や金環食の状態を観察できると思います。部分日食のときは太陽が欠けていく姿がわかるでしょう。金環食の時にはまん丸のリング像が出てきます。部分日食も金環食のときも太陽はまぶしいので光が絶対に目に入らないように遮光板でさえぎって下さい。
(<注>現在バージョンアップにつき遮光板のデザインを変更しています)





20. 手で持ってデジカメで画像を撮る場合には太陽を導入しづらくなるかもしれません。その場合は手持ちではなく、やはりカメラ三脚にピンホールカメラを貼り付けて撮影する必要があります。後日それはまた試してみましょう。つづく..


 ピンホールカメラ1用遮光板デザインを新しくしました


 遮光板が切りっぱなしでは弱いことと湿度により変形することがわかりましたので、形状を維持できるようにデザインを変更しました。現在ダウンロードしている型紙はすべて新しいバージョン2.0となっています。そこで最初のデザインにも対応できるように遮光版だけのダウンロードすることにいたしました。製作したピンホールカメラの遮光版をハサミで切って、その上から両面テープなどで張り替えていただければ簡単に変更できます。それではバージョン2の改造手順をご説明します。


1. 上の「遮光板のダウンロードはこちらをクリック... 」のところをくりっくしてパソコンにセーブまたは直接印刷してください。紙は前回使用したものと同じものを使用します。








2. ピンホールカメラの遮光板を外そうとすると壊れてしまうので、今ついている遮光板の上か新しい遮光板を貼り付ける作戦を立てました。バージョン1で製作したピンホールカメラのスクリーン窓の隣に両面テープを貼り付ける準備をします。





3. 両面テープで窓を取り囲むように貼り付けてください。





4. はさみで両面テープの周辺を切りはなします。





5. あとはそのまま新しい遮光板(作り方は上の15番目を参照してください)を取り付ければバージョンアップ終了です。だいぶ丈夫になりました。





バージョン1の遮光板は置いただけでも歪みが出てしまうので、必ずこの遮光板に付け直してください。


 金環日食用ピンホールカメラ<2>の作り方 





 日本中でご好評いただいている日食観察用ピンホールカメラ1の性能を、更にパワーアップしたピンホールカメラ2の設計が完了しましたのでここにアップします。作り方の中で、最初のダウロードの仕方や太陽像を映し出すスクリーンの入手方法は、上の「ピンホールカメラ<1>の作り方」記事の1~5までの内容と同じですのでそこもご覧ください。




1.インターネットで当店ホームページから型紙をダウンロードしていただき、厚手の紙に印刷したものをそろえてください。
そのほかに両面テープ、定規、カッター、はさみ、画鋲、古新聞紙、切手を入れる半透明のビニール袋などもご用意ください。




2.「ピンホールカメラ<2>」の特徴は前回よりも機能性が向上していることです。型紙にはピンホールカメラ本体と別に一発で太陽を導入できるファインダーを設計しました。これがとても便利でしかも高速に太陽をスクリーンに写すことができます。





3.型紙をカッターナイフなどで切り出します。およそ10~20分程度で切り出せます。次は「のりしろ」部分に両面テープを貼り付けます。




4.組み立てる前に穴あけをします。ピンホールの穴を開けるところは黒い中に白い「×印」のところです。この×の中心に画鋲などで穴をあけてください。その場合は必ず古新聞を厚めにした上に置いて作業してください。





5.半透明ビニールシートのスクリーンは窓の内側から先に貼ってください。





6.両面テープで貼り付ける前に全ての「おりしろ」は正確に折り目をつけておきましょう。その場合は30cmものさしなどで押さえてやると簡単です。





7.今回は外筒と内筒を折りたたみ式にせずに、同サイズで繋ぎ合わせる固定式にしました。筒を作る前に2枚の型紙を先に両面テープで貼り付けて置きます。この段階では全ての「のりしろ」に両面テープを取り付けておいてください。





8.正確に2枚の紙を繋ぎ合わせて貼り付けます。





9.両方をいっぺんに貼り付けるのではなく、右と左を順番に貼り付けてください。貼った後はドライバーや30cm物差しで押し付けてしっかりとめてください。





10.少しずつ着けていくときれいにできますが、途中失敗するとまた型紙のダウンロードからやり直しになりますので慎重に行ってください。





11.ファインダーは印刷してあるすべての面を内側にして折り目をつけて接着します。くれぐれも逆に折らないように注意してください。





12.「のりしろ」の両面テープを貼り付けてファインダーが完成です。底の部分とピンホールカメラ本体を貼り付けるので、先にファインダー側の底に両面テープを貼り付けておいてください。





13.ピンホールカメラ本体の中央付近に「ファインダー取付」というところがあります。





14.ファインダーの▲にとがった部分が前方(左側)になりますので、向きを間違えないように正確に貼り付けてください。





15.ファインダーの底を指で軽く押して接着が完了です。





16.次は最終工程です。内筒のスクリーン窓のフチに両面テープを取り付け、遮光版の窓とずれないように慎重に取り付けてください。





17.のりしろには両面テープをはっておいてください。印刷面をすべて内側にして折り目をつけてから四隅を貼り付けてください。





18.ピンホールカメラのスクリーン部と遮光板の位置をそろえて貼り付ければ完成です。





19.完成した「日食用ピンホールカメラ<2>」(右側)は本体のサイズを約2倍ほど大きくしました。その結果太陽の大きさも2倍程度の大きさになって見やすくなりました。ただし筒が長いので手持ちよりもカメラ三脚などに取り付けて見たほうが安定します。デジカメで太陽像を写されるのでしたら、必ず三脚が必要です。








20.ファインダーに写る太陽光の影の形に注目してください。赤い矢印の位置では太陽よりもピンホールカメラが下を向いている状態です。三角の影の形と赤い線の形が一致する状態(青い矢印)で太陽が導入できる状態になっています。太陽に背を向けた状態で素早く確実に導入できる設計にしました。ぜひこの新しいピンホールカメラを試してください。材料や工具がそろっていればどなたでも1時間程度で作るので、今からでも間に合います。







 ピンホールカメラを三脚に固定する方法 


 ピンホールカメラをカメラ用三脚に固定するにはいくつか方法があります。ただしカメラに両面テープを直付けすると、三脚から外すときに破損しかねません。そこで簡単にかつ身近なものを利用して三脚に簡単に固定する方法をお話します。


<用意するもの>
10cm×20cm程度のダンボール紙
両面テープ
30cm定規
ハサミ


1.これで準備はOKです。カメラ三脚の雲台の大きさに合わせてダンボール紙を切るのですが、雲台には一般のカメラを固定するネジが出ています。そのネジの出っ張りをなくして台座が平らになるようにしなくてはなりません。
 台座の横幅よりもすこし大き目の紙と細長い紙を4枚ほど用意します。




2.台座のところできれいに折り目をつけるには定規をあてて硬いもの(例ではハサミをたたんで使用)で少し力を入れて引くだけです。





3.必ず折り目の線をつけたところを内側にして折まげてください。





4.折り曲げたところに両面テープを貼り付け、さらに4枚の小片を2枚ずつ両面テープで貼り付けます。



内側の全てに両面テープをつけておいてください。


5.この紙を台座に貼り付ければ全て平らな面ができます。ここに直接ピンホールカメラを貼り付ける方法もありますが、やはり外したときにあまりきれいではありません。そこでもうひとひねりくふうすることにしましょう。





6.台座に乗せた紙の上にもう一回り大きい紙と寸法の短い横方法の長さに合わせた紙片を2枚用意します。これもすべて両面テープで固定します。





7.これを台座の髪の上に貼り付けると下の写真のようになります。2重に貼った真ん中にスペースがあいているのがおわかりでしょう。その隙間の寸法に合わせて紙を用意します。




8.やや長めな紙片と小さな紙片を2枚切り出します。



両面テープで小さい紙片を写真のように貼り付けておきます



9.細長い紙片は両面テープのついた部分を前方にして三脚の台座についたスペースに差し込んでおきます。





10.ピンホールカメラ中心付近のバランスのよいところに貼り付ければ作業完了です。こうすれば三脚と抜き差しできるので本体を三脚から外しても壊れません。





11.このようにして観察します。ただし太陽を直視して太陽を導入しようとすると危険ですから、導入には本体に装備しているファインダーを使用しなくてはなりません。





12.太陽の影とファインダー上の赤線と一致すると太陽が入るようにしていますので、かならずこのようにしてください。





13.スクリーンを見るときは絶対に遮光板で太陽光をさえぎったところで行ってください。できれば帽子などをかぶって太陽光ができるだけ顔に当たらないようにして観察してください。
 下の写真はピンホールカメラ<2>で実際に撮影したものです。このカメラで直径は約6mmの太陽像が写っています。





 一般望遠レンズ撮影で安全に太陽を導入する方法 

 ピンホールカメラ<2>で使用する太陽ファインダーは一般カメラ用望遠レンズにも使用できます。むしろ直視式のデジカメで太陽を導入するのは危険とさえ言われています。望遠レンズのフードの上に両面テープで固定するだけですので是非この方法をおすすめします。





 望遠鏡を使わずにデジカメで金環日食を写す方法<1>


 部分日食の画像を普通の携帯電話やデジカメで撮影しようとしても太陽の像が小さくてよくわかりません。デジカメでズームをかけようとしても特殊な濃いフィルターを必要としたり露出やピントが全自動では思ったように撮影できないかもしれません。そこでとっておきの方法をお教えします。
 まずご近所に葉っぱの生い茂る木を探してください。日食開始時に太陽の光が木々の葉の隙間を通過すると、左のCG画像のようにピンホール効果で木陰の地面に日食の姿が映されるのです。この太陽の大きさが結構大きくて、小さな子供さんでも安全に日食観察が楽しめます。このシーンなら携帯電話についたカメラでも普通のデジカメでも余分にお金を掛けずに簡単に撮影することができます。もし木陰が無かったら、30cm四方程度のボール紙に2mm程度の穴を開けて地面に写してみることもできます。



 望遠鏡を使わずにデジカメで金環日食を写す方法<2>


 ある親子さんが日食用メガネを購入のためにご来店されまして、さらに「簡単なデジカメで金環日食の写真を写したいのですがどうしたらいいですか?」と尋ねられました。そこで考えたのが古新聞紙とセロテープを用意していただく方法をお話しました。「準備は本当にそれだけです。」とお話しましたら「本当にそれだけですか?」と驚かれていました。
 ご自宅には日当たりの良い東向きの窓がある部屋があるとの事でしたので、その窓を利用して巨大なピンホールカメラを考えました。ただし窓のガラスが透明な場合に限り通用する方法ですので、曇りガラスでは実現できません。その窓の片側を雑巾でよく拭き、さらに乾拭きして使用します。





 用意した古新聞の適当な場所(貼り付けたときにちょうど窓の中央付近になるところ)に、鉛筆やボールペン程度の先で小さな穴を開けてください。窓に貼り付けたときにその穴がふさがらない様に注意します。





 セロテープで窓の片面に新聞紙を貼り付けます。窓を開けても問題が無いように必ず内側の窓に貼り付けてください。準備はほんとうにこれだけです。片側の窓だけにする理由は外の状況をすぐに見られるようにするためです。カーテンなどで開いた窓を隠して光量を調節すれば、日食像がさらにはっきりと見えます。





 下のCG画像のように新聞紙の穴を通過した光は部屋の中に差込むので、そこに白い紙を当てると太陽像を投影できます。太陽像の大きさは新聞紙の穴から1mの距離で直径1cmぐらいとなり、2m離れれば直径2cm程になります。部分日食の状態も良くわかります。その像を簡単なデジカメやスマホで写せば究極の簡単ピンホールカメラとなります。ただしこれはあくまでも視界の開けた東側の窓があることが条件ですので、屋外や東側に窓が無い場合には通常のピンホールカメラを自作するなどの方法が有効です。



 これ以外にもお金をあまりかけずに、簡単に日食を楽しむ方法はいろいろとあるようです。是非とも試してみてください。



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