株式会社ジンボ / ビジョンケア・システム研究開発ラボ
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概要
株式会社ジンボでは、半導体製造分野で使用する工業用特殊メガネをはじめ、ビジョンケア・システムや分光分析システムの研究開発、眼科クリニック様や眼鏡技術店向けの各種ソリューションシステム開発を目的としたビジョンケア・システム研究開発ラボを設置しています。
当社が2010年より開発した高機能メガネレンズ選択システム「パソメガ®」と利用技術「ディープコンサルティング」は、川崎市産業振興財団主催(2016年)のビジネスモデル・コンテストで4部門受賞しました。
続いて研究開発したHEVスペクトル分析システム「PC-SPECTRUM64/HEV2」は神奈川県経営者福祉振興財団主催の産業Navi大賞・優秀賞(2018年)を受賞するなど、その希少性が学術・産業各方面に高く評価されております。
その結果、50年間進化が停止した日本の眼鏡業界において先端技術に立脚した斬新なビジネスモデルを創造し、経営規模の大小に関わらずインスパイアされた眼鏡店(経営危機を乗り越えた企業も出現)が増殖するブームを作りました。
この現状で未だITを伴わない時代遅れの価格戦略やブランド戦略のみのビジネスモデルとの差は開くばかりです。
大手のIT企業様向けのプロシューマ製品をはじめ、メガネショップJ-EYEにおける独自の情報システム開発(ハード・ソフト)、眼科クリニック様の業務改善提案を元に各種ソリューション・システムを開発することは無論、次世代ビジョンケア製品開発並びに次世代眼鏡技術店のビジネスモデル・コンサルティングに向けた取り組みを行っております。
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2022/
田中恭一オプティカルアワード受賞
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研究テーマ
「波面収差解析による器質的両眼視網膜像
シミュレーション・ソフトの開発」
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2018/かながわ産業Navi大賞で
当社開発のHEVスペクトル分析システムが優秀賞受賞!
神奈川県で最難関のコンテストに上位入賞!! 眼鏡業界日本初!!
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2016/かわさき起業家オーディションで
当社開発のパソメガ®システムが4部門受賞!!
眼鏡業界日本初!!
有識者・学識経験者が驚嘆したメガネとIT技術のコラボレーション!!
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開発実績
PasoMega
® RTime
深視力のための
反応速度測定システム
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深視力が向上するには、たとえ
①精密な屈折測定
②両眼立体視測定
が合っていても、高速に移動する三桿の検査棒が0.1秒の差で数mmズレることから、ボタンを押すタイミングの
③反応速度測定
が深視力合格に影響する重要な第三要素であり、特に中高年の運転手さんに影響が大きいことがわかりました。反応速度のトレーニング効果が大きいことから、深視力測定に効果的なシステムの開発を痛感し、ついに「パソメガ®RTime」を完成して運用を開始しています。
2020年2月設置
PasoMega
®
PC-SPECTRUM64HEV2
HEVスペクトル解析システム
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高エネルギー可視光線(HEV)のスペクトルデータ解析システムです。スペクトルの測定光源装置もPWM+DC制御回路の設計から製作まで行い、精密アライメント装置も開発しました。
HEV2システムはWindows10/64bitに対応し、前回のブルーライト分析エンジンのソフトをさらに高分解処理を可能とする為に新たに書き換えました。
従来の処理内容はすべて網羅し、さらに新機能を加えて様々な測定分析を可能とするシステムが完成。現在メガネショップJ-EYE店頭に設置しております。
当システムは物性的な測定に留まることなくオプトメトリーの視点に基づいた測定項目の開発を進めた結果、眼鏡業界のみならずIT系企業やLED照明施設関連企業からも注目されています。さらに各業界向けの関連セミナーを実施して情報交換を行っております。
2017年10月設置
PasoMega
®
PC-SPECTRUM64
LCDスペクトル解析システム
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PasoMega®で使用するブルーライトを含むスペクトルデータ解析システムです。Windows7,8,8.1の64/32bitOSに対応し、一般的なブルーライト領域の自動積分計算のみならず、プルキンエ現象の影響量の計測や、可視光のSML測定分析を可能とするシステムが完成しました。現在メガネショップJ-EYE店頭に設置しております。
2014年2月設置
PasoMega
®
Pad
Premium
ブルーライト解析システム
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PasoMega®で使用するブルーライトのスペクトルデータ解析システムです。
ただ単にスペクトルだけ取得しても詳細な分析が必要です。特にCIE標準比視感度と組み合わせて行う積分計算の自動計算と、各種数値データの比較計算ができる既製品が無いことがわかり、独自に研究して開発しました。
2012年9月テストバージョン開発
PasoMega® Pad Premium
Windows8バージョン
店頭用システム
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PasoMega®はXP上で開発され、Windows7で使用するためのカストマイズを行いWindows8での動作を可能にしました。
Windows8の起動が高速になったおかげで、急な来客にもストレスフリーで軽快に対応できます。
2012年10月設置
PasoMega® Pad Premium
価格表示システム
ePLS Ver2.0
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前回のシステムを2.0にバージョンアップしたものです。機能性を上げて価格表の登録件数を大幅に増やしました。
商品内容も特定のものだけでなく、幅広い使い方ができます。
PasoMega
®
Pad Basic
店頭用システム
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PasoMega® Padの初期システムをバージョンアップし、最新の10インチSlate PCを使用して動作させてみました。CPUの速度だけでなく、ハード全体の高速化で使用感も向上しています。
PasoMega
®
Pad Premium
検査室用システム
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PasoMega® はタブレットのみならずデスクトップシステムでも動作可能です。そこで検査室用に大き目のPCを使用したものも設置しました。一般のお客様にも使いやすくて好評を頂いております。
PasoMega
®
Pad
Premium
価格表表示システム
ePLS Ver1.0
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PasoMega®用に開発したオリジナル価格表システム。
特定のレンズメーカーを問わず、全く独自に自店の商品価格を簡単に作成・表示できるシステムです。価格表はエクセルを利用して作成できるものです。
上位互換タイプ
パソコン用メガネ選択システム
PasoMega
®
Pad Premium
店頭用システム
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PasoMega® の機能をさらに拡張した上位互換システムで、多くの斬新なアプリケーションを内蔵しています。
特に新開発のアクティブアムスラー機能や、高機能レンズのシミュレーション機能は圧巻です。
このシステムに驚嘆した大手レンズメーカーが類似のシステムを出しましたが、いまだに本システムの総合性能を超える種類のアプリケーションが開発されていません。文字どうり国内最強のシステムです。
2011年6月発売
コントラスト系レンズ
効果測定システム
PasoMega®
CCS
アプリケーション・ソフト
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コントラスト補正系メガネレンズが開発されて10年以上も効果測定システムが無く、当社で3年の研究期間を費やして測定方法と測定システムを開発しました。全てのPasoMega®システムで稼動するように設計しています。
2010年11月Ver1.0発売
パソコン用メガネ
選択システム
PasoMega® Pad
店頭用システム
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PasoMega® EXの機能と90%の互換性を持ち、さらに本製品の特性にマッチした新機能ソフト「視野シミュレーション(FCS)機能」を新たに開発して搭載しています。眼鏡業界で世界初のスレートPC用ソフトとして大きな注目を与えています。2010年11月Ver1.0発売
パソコン用メガネ
選択システム
PasoMega® EX
検査室用システム
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PasoMega® Ver2.0を更に進化させ、高性能のNECのタッチパネルPCに組み込んで日本全国の眼科及び眼鏡店向けに2010年に製品化したシステムです。
長期運用と省エネを目指しているため、ローパワーの部品が実装された高品質の基準で設定しております。
パソコン用メガネ
選択システム
PasoMega®
Ver2.0
プロシステム
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メガネ業界初のパソコン用メガネ選択システムです。
パソコン用メガネは個人差の激しいプロファイルに合わせて最適なメガネレンズを選択しなくてはなりません。多くのクラスタならびに測定データを数学的に処理し最適化する目的で開発しました。2009.11 更に多くの機能を追加してVer2.0の開発完了しております。
使い捨てトーリックCL
検索システム
TORIC ACE
Ver1.0
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眼科クリニック様における乱視用コンタクトレンズのファーストトライアル検索システムです。
膨大なデータベースを搭載し、追加矯正値の角膜頂点間距離補正をしながら最適な第一選択のトライアルレンズを検索します。
トーリックCL処方
計算システム
TORIC+
Ver4.0.1
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眼科クリニック様における乱視用コンタクトレンズ処方のサポートシステムです。斜交乱視の合成度数計算はマトリクス法を採用し、角膜頂点間距離補正計算や軸ズレ補正度数計算、CGシミュレーションなど様々な機能を内蔵しています。
オーダーメガネ
デザインシステム
CG-ORDER®
システム
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メガネをCGでデザインし、製作するためのメカトロシステムです。単純なお絵かきソフトではなく、当初からレンズやフレームの切削システムとして開発しました。
「CG-ORDER」は株式会社ジンボの登録商標です。
自動屈折計データ
解析システム
オートレフ Canon AR1
データ分析システム
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キヤノン社と共同でNECのパソコンに接続するインターフェースを開発し、当社で時系列的な眼の屈折変化をグラフィック化するソフトウェアを開発しました。
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このシステムの発展型は集団検診システムとして大学病院に納入されました。
オプチカル・テクノロジー事業部のサイトは
ビジョンケア・システム研究開発室/オフィシャルサイト