J-EYE/ブルーライト徹底研究
「なぜか語られていない標準比視感度とは?」


●ヒトの目は全ての光の波長に対して100%感度が均一でないことが知られています。今のブルーライト関連の全ての情報源にどういうわけか、この情報が欠落しています。目が特定の光を通すバンドバスフィルターであることがこれからお話しする最も重要な要素となります。

 ヒトの目が光の各波長ごとの明るさを感じる強さを数値で表したものを「比視感度」と呼びます。実際に明るい場所に十分順応したときに、ヒトの目が最大感度となる波長での感じる強さを "1" として、他の波長の明るさを感じる度合いをその比となるよう、1以下の数で表しています。明るいところでは555nm(ナノメートル)付近の光が最も強く感じ、暗いところでは507nm付近が最も強く感じるとされています。

 国際照明委員会(CIE)と国際度量衡総会はヒトの比視感度の平均から世界標準となる「標準比視感度」として規定しています。下にCIE/標準比視感度のグラフを掲げます。

Copyright(C)2012 JIMBO Corp. All rights reserved.

●下のグラフは標準比視感度において各波長ごとの相対強度をよりわかりやすくするためのグラフを製作しました。


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CIE標準比視感度の最も高い部分は明所視で555nmの黄緑の領域であり
青色LEDの発光ピーク波長である465nm付近の帯域ではない。
明所視(明るい場所で見ること)において肉眼で捉えられるフォトン(光子)は
波長550nmで100個とすると波長450nmでは4個しか感じない。

 比視感度の最大値を1.0としているため、ここを最も明るい○として各指数ごとにどの程度の差が出てくるかを示しています。つまりヒトの目の感度は可視光領域内(380~780nm)において均一な感度ではなく、このような山型の感度を持っているのです。指数を基準にしているので明るさはモノクロで表示しています。

 現在問題となっているブルーライト領域(380~495nm)での感度は、明所視(明るい場所で見ること)においては555nm付近と比べてかなり低いものとなっており、肉眼での弁別に最も影響を与えるような強度ではありません。青色光がいくらエネルギーが強くても認識レベルはブルーライト領域よりも波長の長い500~600nmのほうが数倍高くなります。この部分の事実を抜きにして、あたかもブルーライト領域のほうがエネルギーが高いからそちらのほうが比視感度のピークレベルよりも眩しく感じるかのような広告がありますが、事実と大きく乖離しております。今後この部分は研究を進める予定です。





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