J-EYE/ブルーライト徹底研究
「最新(GB-R)LED液晶モニター出現(1)」


●これまでの常識を一蹴するGB-R型LED内蔵の液晶モニター

NEC
MultiSync
PA242W
24インチサイズ

 2013年秋にNEC社からニュータイプのGB-R型LED搭載の液晶モニター3機種が発売されました。筆者はプレスリリースが発表された時からその革新的な技術が気になっていたのですが、リポートするチャンスがありましたので当社新開発のPC-SPECTRUM64を使用してその優れた性能を調べてみました。


(Fig-1)

(Fig-2)

 これまでの液晶モニターに内蔵されていた白色LEDは、上の(Fig-1)のような構造になっていました。青色LEDでYAGの蛍光体を励起させていたものです。このLEDの最大のメリットは構造がシンプルで量産化しやすく、低コストのために多くの液晶表示機器のバックライトに使用されています。
 しかしB-Y型LEDのデメリットとしては、演色性を示すRa(平均演色評価数)が低いので精細度の高いIPS液晶パネルと組み合わせても表現できる色域に限度がありました。そこで2色だけを使用するのではなく、複数の発色の蛍光体を組み合わせたり複数のLEDを組合せたものが開発されてきましたが、今回NEC社は青色LEDと緑色LEDと赤色の蛍光体を組み合わせたGB-R型(Fig-2)のLEDを開発してデザインやDTP向きの高品位液晶モニターを開発されました。

NECのアナウンスサイト http://www.nec-display.com/jp/press/2013/0924.html

 もともとプロのデザイナーやDTP関係の使用するモニターはNECが最も技術的評価が高く、PC系雑誌の誌上テストでも総合的に優秀なスコアを出すことで知られています。
 筆者もDTP用モニターはかつて誌上テストで「画面の配光ムラが最も少ない」と評価されたIPS液晶パネルのMultiSync LCD2190UXiを使用し続けていますが、本当に長時間見ていても目が楽です。その技術は後続の製品にも生かされているようで、液晶の視力表を作っているメーカーにも見習うよう進言したほどです。

 高演色性LEDを組み込んだ液晶モニターが、従来のモニターとどれだけ異なっているか表示画面のスペクトル分析(Fig.3)を行ってみましたが、従来の分光特性と全く異なるだけでなくブルーライト領域の出力がかなり抑えられているモニターであることがわかりました。


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 重要なことは現在市販されている全てのブルーライト用メガネ及びレンズはB-Y型LED専用として開発されているので、新開発の多色LEDには全く対応していないことがわかりました。これから数回にわたり、調べたことを述べてみたいと思います。
 




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