30~40代のためのRELUX系パソコン用メガネ
( HOYA REMARK TF/リマーク TF )




 わが国のマーケット・シェアNo.1であるHOYA社から極めて特殊な非球面レンズが製造されています。このレンズは「垂直非球面」と呼ばれる新しい設計方法によって製造されており、これまでの概念とは異なる特徴を持っています。適性に関しては様々なライフシーンというよりもデスクワークやパソコン作業に向いていることから、ここのカテゴリで解説することにしました。

 尚「リマークTF」の基本概念は「リマーク」と同じものですが、新製品の「TFシリーズ」とはHOYAの推奨する[BOOM]の設計を基に、「レンズ両面の非球面化」と「乱視軸のズレの補正」を同時に実現。メガネレンズ周辺部の視界を、よりシャープにする性能が向上した製品です。


REMARK TFに適している人の作業内容


 ここではメーカー・カタログのカットアンドペーストを避け、当社独自で調査研究した内容をお知らせしておりますので、かなり踏み込んだ具体的なアドバイスが可能です。実際に多くの方に接してみて、REMARK TFは主に次の方々に喜ばれています。

  1. 30~40代前半の元から近視の方で遠くも近くも良く見たいが、どちらかの度数に合わせていた。
  2. 毎日EXCELやWORDを使い、紙の資料と共にパソコンを見続けている。
  3. CAD画面と数値データを見続けている。
  4. ソフト開発系・WEB製作系全般で特に深夜まで作業が続いている。
  5. 医療関係者全般で特に勤務時間が長い。
  6. etc
 REMARK TFをご検討されている方は是非とも体験した上で購入してください。上記以外の作業者でもたとえばシステム管理者やネットワーク管理者、システムセキュリティ担当者のように長時間画面を見る方にも適しています。


あなたは8時間パソコンを見続けられますか?


1

今ここに豪華な料理を作ったコックさんがいます。もしここでコックさんがお客様のテーブルにすぐさま運ぶことができれば、コックさんもニコニコしたままでいられるでしょう。
2

ところが、この料理を10分20分と持ち続けているとしたらどうなるでしょう。よほど腕力に自信があったとしても、長く持ち続けていたら額は汗だくになり、顔は苦痛に満ちてしまいます...
3

もしそこに強力で大きなバネがあったとしたら、料理の重さは軽減され、コックさんの腕の負担も軽減されることでしょう。ふたたびコックさんの笑顔が戻りました....
状況からすると、コックさんの腕にかかる負荷は料理の重さからコックさんの腕の力とバネの力を足した力で差し引いたものとなるのがわかります。
 この例をメガネに置き換えれば
コックさんの腕の力を[目の調節力(Fd)]、
バネの力を[メガネレンズの加入度数(D)]、
料理の重さを[1日の仕事量(W)]とすると
1日に目にかかる総負荷量(L)は
L=W-(Fd+D)の関係式が成立します。
REMARK TFはこのバネの役目をしています。
年齢に関わらず長時間の近方視に対する目の負荷は、2番目のイラストのコックさんの状態になります。毎日6時間以上もパソコンを見続けている方々は、このコックさんのように長時間に渡り負荷にさらされていることになります。

 HOYA社の資料によると統計的に調べたところ、近業作業では時間の経過とともに調節力が低下する傾向にあることがわかりました。
 左の<FIG-1>は(7.0 Dpt)の調節力がある人が40cmの距離で2時間の作業をした場合の仕事量(理論モデル/黄色の部分)を示しています。このモデルでは遠方は十分見えていることが前提となっています。
 このモデルにおける1日の仕事量(W)は40cmの場合1÷0.4=2.5 Dptとなるので
W=2×2.5=5 (Dh)
で示されます。作業時間が少なければ仕事量は少ないので調節力低下の影響は小さいことがわかります。
 
 次に左下<FIG-2>の例のように40cmの近業作業を8時間続けた場合の仕事量(W)は
W=8×2.5=20 (Dh)
となります。この場合後半の調節量がかなり低下しているので近方を見ていると調節力の負荷も大きくなります。計算では調節力が8時間後に1.0 Dpt低下すると全体で7%損失し、もし1.5Dptの調節力低下なら約10%も損失してしまいます。これは個人差のある部分でもあり、どの程度低下しているかは始業時と終業時の調節力を調べる必要があります。
 
 <FIG-3>はREMARK TF B-Typeをかけた場合のモデル(橙色の部分)を示しています。B-Typeでは加入度数が0.88 DptありますのでREMARK TFで8時間作業した場合のサポート量は
W=8×0.88=7 (Dh) 
となります。前出の40cmの距離で8時間作業した場合の仕事量が20 (Dh)でしたから、実質的な仕事量は
W=20-7=13 (Dh)
となります。
 HOYA社の資料によるとREMARK TFを使用して8時間作業をすると調節力の低下が減少する傾向にあるようで、近方視の負荷が当初から軽減されている効果があることがわかります。30~40代の方で長時間のパソコン作業をされる方はぜひともこのパソコン用レンズのご利用をご検討ください。


垂直非球面と累進多焦点レンズの違い


 人の目が遠くを見たり近くを見たりしたときに、水晶体が毛様体筋の作用で膨らんだり伸ばされることでピントが合うことはご存知かと思われます。一般的に年齢が40代を過ぎると水晶体が硬くなってくるために、近くを見てもその調節機能が衰えることからこれを老眼と呼んでいます。メーカーの公表では、年齢に関わらず老眼でなくても1日の中で朝と昼、夕方、夜と時間の経過によって目の調節機能が変化(低下)することが指摘されています。

老眼鏡の中に累進多焦点レンズというものがありますが、これは近くだけでなく遠くも見えるものですので1つのレンズの中に遠用と近用の2つの焦点があります。その2つの焦点間がリニアに変化する部分があって中間距離を見ることができることから、「遠中近レンズ」とも呼ばれています。
図の(a)が遠用アイポイント、(c)が近用アイポイント、(b)が中間距離を見る累進帯です。

REMARK TFは左の図のように単焦点レンズですが、光学中心(d)の下方にファンクション・エリアと呼ばれる帯域があるのが特徴です。
 ファンクション・エリア(e)とは本来の単焦点レンズの下方域に連続した特殊な垂直成分を含む非球面構造を加えることで度数を変化させる構造を持っています。また累進レンズの1.0BDプリズムのようなアレジェ機能もありません。このファンクションエリアで近くを見ると近視の人は度数がやや弱めになり遠視の場合はやや強めになります。


 遠中近レンズの見え方はそれぞれのアイポイントの度数によりますが、遠用と近用の度数差が0.75D以上の場合に使用されます。
遠中近レンズの適応判断は、ご使用目的と調節力によるところが多く、必ずしも年齢という基軸だけでの判断は科学的ではありません。
 

REMARK TFは垂直非球面であっても基本的には単焦点レンズなので遠方も中間も近方も全視界においてピントが合うように設計されています。ただし度数差が0.5~0.8D程度しかありませんので、年齢的に効果の限度があります。




垂直非球面(REMARK TF)レンズの効果


 通常の単焦点メガネの場合、遠方の視力を犠牲にして近くを楽にすることに念頭を置いていました。左の図のように、通常の単焦点レンズでは近くを見る場合に毛様体筋(A)が緊張し水晶体(B)を膨らませてピントを調節しています。この状態が6時間も8時間も続くお仕事の方は眼精疲労を訴える方が多いようです。ただし業種や作業内容によっては近くを見続けるだけでない状況もあります。会議が多い方や複数の画面を並べて見る方、測定器とパソコンの両方を同時に見る方、パソコンを見ながら授業や説明会を受ける方などに最適です。
 垂直非球面レンズの最大の効果は、遠方がはっきり見える度数に設定できることです。REMARK TFは近方作業の時に毛様体筋(C)の緊張を抑え、水晶体(D)のように調節を楽にすることで眼精疲労を抑制する効果が期待できます。さらにレンズにオフィスカラーを組み合わせることで画面の眩しさを和らげることも出来ます。
 REMARK TFは10~30才代の1日にパソコンを4時間以上見続ける方にお勧めしています。効果のほどは2種類ありますので、実際にテストレンズで確かめてから購入されることをお勧めします。
 J-EYEではREMARK TFをはじめ、様々な種類のテストレンズをご用意しております。ぜひとも当店にご相談ください。


レンズの違いによる毛様体筋と水晶体の変化シミュレーション
通常のシングルビジョンレンズを使用した場合の毛様体筋と水晶体の変化にご注目ください。
目線がパソコンに向くと水晶体の厚みが大きく変化します。つまりこれが眼精疲労につながります。(赤色の矢印)
垂直非球面HOYA リマーク TFレンズを使用した場合の毛様体筋と水晶体の変化にご注目ください。
目線がパソコンに向くと水晶体の厚みがわずかに変化します。つまりこれが眼精疲労を緩和する効果を発揮します。(緑色の矢印)


REMARK TFは実際にテストして選びましょう!


 実際にテストレンズをつけた段階で通常の単焦点レンズとの違いが実感できます。ただしこのレンズをご自分の目で確認せずに通販で購入したら絶対に失敗することでしょう。
 その最大の理由は、REMARK TFは左右の適応範囲内に調節力が十分あることが前提になっており、左右の度数が異なっていてもファンクョン・エリアの加入度数成分は同一になります。40才ぐらいの方で、もし左右の調節力にわずかの差がある場合には個別に加入度数を設定できないので、このような場合は遠近両用のほうが見やすくなります。
 またREMARK TFにはファンクション・エリアが2種類ありますが、強弱どちらが良いかはパソコン画面の使用距離や目的によって異なりますので、見極めのためにも実際のテストレンズをつけて確認する必要があります。


REMARK TFでの重要かつ評価される点


 現在複数のメガネレンズメーカーで類似のレンズが出ておりますが、中には近用加入度が1.0Dtp以上のものもあります。少なくとも認定眼鏡技術者ならば、近用加入度が1.0Dpt以上の場合は左右差のある場合が多いことを認識されているでしょう。つまり左右差のある場合はREMARK TFのようなレンズは適しません。
 HOYA社のように近用加入度が0.88Dpt(B-Type)までに押さえていることは、REMARK TFが設計技術者の正確な認識の元に製作されていることが他社と水を開けている部分であると思われます。
 パソコン用レンズは豊富な臨床データを基に開発されたこのような超一流メーカー製レンズの使用をお勧めします。


業界初・パソコン用メガネ・セレクター開発


 当ショップ J-EYEでは、独自の研究によりパソコン用レンズ REMARK TFをはじめ、数種類にも及ぶ他のレンズの適合性を調べて最適化するためにWindows用の開発言語を使用して開発しました。
 ご来店いただいているお客様にはたくさんのご好評をいただき、近隣のIT系社員様に喜ばれております。パソコン用メガネをお選びになられるときは是非ともこのパソメガ®システムでチェックしてからお買い上げください。


「PasoMega®/パソメガ®」 システムの詳しいページを作成しました。


REMARK TFと組み合わせるパソコン用カラーレンズは
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HOYAキャリアカラーの説明は専用ページを作りました。
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当店では上記の各種分類に適したレンズを各種ご用意しております。パソコン用メガネはIT系に精通したSS級認定眼鏡技術者資格取得者がご相談に応じておりますので専門的な内容のご質問もお受けしております。


当店でHOYA REMARKをご購入され、その性能の良さをユーザーの視点でご自分のブログにリポートされておられる方もいらっしゃいます。REMARKのご購入をご検討の方にはたいへん参考になるかと思われますので、是非ともご覧下さい。

メガネショップ J-EYE


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